こんにちは、井口事務所カーライフ+編集長の太田です。
今回、インタビュー企画としてお話をお聞きしたのは、栃木県で中古車販売店を経営する「株式会社アールレジェンド」さん。
※店舗写真を頂きました。
我々のような自動車登録の代行申請を専業とする行政書士事務所にとって自動車販売店と言えば、超がつくほどのお得意先様であり、それなしには商売が成り立たない間柄であります。
今回は兼ねてから付き合いのある栃木県在住のWebデザイナーの知人からご紹介を頂き、話をお聞きすることが出来ました。
実際に株式会社アールレジェンドさんでは、自動車登録業務のほとんどを行政書士に依頼しているということで「行政書士に代書を依頼するメリット・デメリット」をざっくばらんにお話頂きました。
登録業務を自社で行っている販売店様にとって有益な内容となっておりますので、是非とも最後までご覧ください。
株式会社アールレジェンドさんについて
現在の業務内容
栃木県小山市に店舗を構え、中古車販売業(主に50万円以下で乗り出せる軽自動車をメイン)を営んでいます。
展示台数は、常時50台前後を展示しています。
その他の業務として、「買取、注文販売、車検、修理、レンタカー」なども取り扱っております。
屋号 | アールレジェンド |
古物商許可番号 | 411070002054 |
車業界で仕事をすることを選んだ理由
当初は「社長になりたい!」ただそれだけの気持ちでした。近くに車屋さんが多くいたこともあり、見様見真似で始めました。
実際にこの仕事をしていくうちに、お客様の一生に数回の大きな買い物に携わるこの仕事の責任感と成し遂げた達成感が何ともクセになるような感覚になり、気付けば今の今までやっていたという感覚です。
中古車販売店を経営するまでの経緯
高校卒業後に2度就職しましたが、どちらも半年足らずで退職。
それから直ぐに個人で車の売買をスタートしながら夜はアルバイト生活の二足のわらじ。自動車業界の経験どころか、社会経験すら殆どないままでした。
どこかで修業を積んで・・・といったように段階を踏んだわけではなくとにかく行き当たりばったりのスタートでした。
販売店の経営者としてのやりがい/苦悩など
22歳の頃にようやく、しっかりと店舗を構え、それから約7年が経過しました。
「経営」と言うと少しお堅い印象があるかと思いますが、会社やスタッフが成長していく中で自分自身が一番成長させられているなと感じる事が多く、たまに会うお客様からスタッフを褒めて頂いた時は、自分の事以上に喜びと嬉しさを感じます。
苦悩と言うと、中古車販売店特有かもしれませんが、事業を回していく為には資金が必要です。
全ての車が立て替えのようなものなので、創業時はとにかく毎日お金の心配をしていました。
【自動車販売店の社長が語る】行政書士に登録業務を依頼するメリット・デメリット
行政書士に依頼をするようになったきっかけ/タイミング
前述にあるように、販売店などの実務経験を踏んで独立したわけではないので、自動車に関する手続きの右も左も分からない私にとっては、陸運局内にある代書屋さんを頼るのは必至でした。
また、「代書」という言葉自体を知らなかったので陸運局の方に書類について聞いている中で、代書屋さんを紹介されました。
今では殆どの手続きを自分たちで行う事が出来ますが、変わらず全てお世話になっています。
行政書士に依頼している業務
・名義変更
・中古新規 ・税止め ・継続車検 ・抹消など |
車庫証明以外の車屋業務はほぼ全て依頼をしています。
依頼するメリット①|時間の有効活用
特に複雑な手続きの時(ダブル移転)などは書類を丸投げで依頼をするので、待ちの間に他の仕事が出来るのが大きなメリットです。
また、名変なども車検証が出来る間にPCを持ち込むことで、他の業務をその時間に行っています。
あとは、陸運局の滞在時間を少しでも短くしたい時は、事前にFAXしておけば最短で帰ってこれるので、とにかく時間の節約を意識しています。
依頼するメリット②|スタッフに教えるよりも安く済む
一筋縄ではいかない登録業務の為、毎回のようにスタッフに教えると手間も時間もかかるので、それを考えると安く済むという点もあります。
覚えたスタッフが急に辞めてしまったり、休みになった途端に業務が回らなくなるので割り切っています。
依頼するメリット③|陸運局よりも親身に対応してもらえる
お客様に必要書類をすぐに案内したい時に陸運局に問い合わせをしても正直、あまり親身に対応してもらえない為、その場合はいつもお願いしている行政書士さんに聞いています。
また、自分たちで案内をして書類にミスがあった場合の修正や取り直しとなると大幅な時間のロスが発生するので、やはり業務に精通しているプロに頼む方が確実です。
また、陸運局で申請書類の書き方を聞いては書いて、聞いては書いてを繰り返していたら仕事になりません。笑
希望ナンバーも申し込みや入金作業が短縮できるので重宝しています。
依頼するデメリット①|代書屋さん自体が混んでいる月末などは待ちぼうけになってしまう
依頼を受ける行政書士事務所も私の会社だけが顧客ではありません。
特に月末などは、どこの業者も代書を依頼するため、混み合うこともあり、待ち時間が発生するのはデメリットのように感じます。
依頼するデメリット②|他社案件などと一緒にまとめて登録になる場合、案外時間が掛かる
代書屋さんも1件1件の登録の度に運輸局の窓口に行ったり来たりをするわけではありません。
ある程度、案件をまとめた上で申請に出向くため、その場合は交付までに時間を要します。
依頼するデメリット③|タイミングや依頼内容によっては費用が割高に感じる
今触れた話に重複しますが、依頼のタイミングや内容によっては交付までの時間がかかるため、自分でやった方が早く済んだなんてケースもあります。
とは言っても、それに割く人件費の方が高くつく(外回りのパートさんの雇うなど)ので、個人で単発でやるような場合でなければ行政書士さんに依頼した方が確実ですし、トータル安いです。
経営者として仕事を円滑に回す立場としては、どこにコストをかけるか?という点は常に考えなくてはいけません。
これがベストだ!と思っていても思わぬイレギュラーが発生することもあります。
自動車販売店にとって、登録業務はなるべく手間をかけたくないのが本音です。
書類に不備があったり、書き損じてしまった場合、書類によってはユーザー様のご自宅までお伺いして、再度書類をご準備してもらう必要があったりもします。
このようにミスが許されない業務に関しては、多少お金を払っても確実な仕事をするのが賢明だと考えます。
最後に
以上となります。
今回、太田さんからこのようなお話を頂き、改めて業務を振り返るきっかけとなりました。
特に登録書類関係は、行政書士さんへ丸投げをするのが普通になっていたので、「昔は自分でやってよくミスしたなー」と思いだしました。
今でもこのように業務を続けてこられるのも登録の部分でスムーズに出来ているのも一つの要因といっても決して過言ではありません。
新潟で車が売れた際は、井口事務所さんを頼らせてもらいます!
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