自動車学校(教習所)のシミュレーターが無理ゲーな件について

投稿日:2023年6月21日 | 最終更新日:2024年3月13日 | Yuki Kobayashi

こんにちは、井口事務所カーライフ+編集担当の小林です。

本記事では、

・自動車学校のシミュレーター

について記載させていただければと思います。

普通自動車免許の取得をしようと教習所に通っている方であれば、技能の第二段階でシミュレーターを用いた教習があります。

※よくシミュレーターと記載されていますが、正しくはシミュレーターです。

そして、このシミュレーターはSNS等では「無理ゲー」などと呼ばれているのです。

一体、どんな理由から無理ゲーという感想が生まれているのでしょうか。

本記事では上記の内容について深掘りさせていただければと思います。

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シミュレーターの概要

自動車教習所のシミュレーターは、実際の車の運転をシミュレートするための訓練ツールです。

現在はセガ三菱プレシジョンで開発が進められています。

通常、コンピューターソフトウェアやハードウェアの形で提供されます。

自動車教習所のシミュレーターは、実際の自動車の運転席を再現するために特別に設計されたハードウェアを使用します。

これには、運転席、ステアリングホイール、ペダル、シフトレバー、ダッシュボードなどが含まれます。

いくつかのシミュレーターでは、3D表示のためのヘッドマウントディスプレイ(HMD)やタッチスクリーンも利用されています。

シミュレーターのソフトウェアは、実際の道路環境、交通ルール、車両の物理特性などをリアルに再現します。

学生はさまざまな運転シナリオに直面し、様々な交通状況に対処する必要があります。

また、ソフトウェアは学生の運転行動を監視し、エラーや違反行為を指摘することもできます。

以下に、一般的な自動車教習所シミュレーターの特徴と利点をいくつか挙げます。

・安全な環境

・多岐な道路条件

・リアルな操作体験

・フィードバックと評価

・効果的な訓練

・特殊なシナリオの模擬

1つずつ詳細を確認していきましょう。

安全な環境

シミュレーターは実際の道路での運転と比べて、安全な環境で訓練を行うことができます。

事故や危険な状況へのリスクを最小限に抑えながら、学習者が自信をつけることができます。

多岐な道路条件

シミュレーターはさまざまな道路条件を再現することができます。

学習者は、高速道路、市街地、難所、悪天候など、さまざまなシナリオで運転を練習することができます。

※殆どのシミュレーターは市街地だと思われます。

リアルな操作体験

シミュレーターは、実車と同様のコントロール、ステアリング、ペダル、シフトレバーなどを備えています。

学習者は実際の操作感を体験することができ、車の操作に慣れることができます。

上記記載内容と同じではありますね。

フィードバックと評価

シミュレーターは、学習者の運転パフォーマンスを評価し、フィードバックを提供することができます。

運転のミスや改善点を指摘し、継続的な成長を支援します。

※無事故の場合はそのように記録されるという話がありますが果たして・・・

効率的な訓練

自動車教習所のシミュレーターは、時間やリソースを節約する効果的な訓練手段です。

実車でのトレーニングに比べて、訓練のスケジュールを柔軟に調整することができます。

特殊なシナリオの模擬

シミュレーターは、実際の道路で経験することが難しい特殊なシナリオを提供しています。

事故が起きては遅いので、あらかじめそのような事象を発生させると言われています。

何故シミュレーターは無理ゲーと言われるの?

さて、概要を知った所で何故、シミュレーターは無理ゲーと言われてしまうのでしょうか。

それには、以下のような理由が挙げられます。

・高度なシミュレーション

・厳格な運転要件

・高度な認識と反応能力

・制限された環境とフィードバック

こちらも1つずつ詳細を確認していきましょう。

また、画面酔いによる影響もあるとされていますが本記事では割愛いたします。

高度なシミュレーション

自動車教習所のシミュレーターは、実際の運転体験をできるだけ忠実に再現することを目指しています。

そのため、実車に近い物理特性やリアルな交通状況が再現されます。

これにより、初心者や未熟な運転者にとっては難解で挑戦的な体験となることがあります。

とはいえ、自身が加速すると歩行者も加速したり、その逆もあります。

また、完全に停止している状態でもこちらと接触しそうになるので事故はほぼ確実に発生すると思われます。

厳格な運転要件

自動車教習所のシミュレーターは、交通ルールや運転マナーを遵守することを求めます。

学生は正確な車線変更、信号の遵守、安全な速度制御などを実行する必要があります。

初心者にとってはこれらの要件を満たすことが難しい場合があります。

特に、シミュレーションが難しいという前提知識があると事故を起こさない事だけが目的になりがちです。

その結果、非常に低速で運転する事となり、自動車が殆ど進行していない状況にもなるわけです。

また、ブレーキの乱用を起こす事も多く手段が目的に変わってしまうという現象が顕著に起こります。

高度な認識と反応能力

自動車教習所のシミュレーターでは、周囲の車両や交通状況に対して適切に認識し、迅速かつ正確に反応する必要があります。

これには適切な判断力や運転技術が求められます。

初心者にとっては、このような高度な認識と反応能力を身につけることが難しい場合があります。

筆者の場合、突然高速で飛び出す子供と不規則な曲がり方をする蕎麦出前中の自転車に接触しかけました。

また、ハンドルやブレーキの効きが自動車よりも悪い印象があるので対象物に吸い込まれがちです。

制限された環境とフィードバック

シミュレーターは現実世界と比べて制約のある環境です。

物理的な感覚や臨場感が欠けるため、運転の実際の経験と比べて学生が感じるストレスや圧力が異なる場合があります。

また、フィードバックも限定的であり、運転ミスや改善点について十分な指導を受けることができないこともあります。

※筆者の場合はシミュレーター、実車ともに懇切丁寧に指導を受けさせてもらいました。

現実では体験してはいけない事の体験

より多くの場面を短時間に体験できる事は最大のメリットでしょう。

実車では体験が困難な場面について、シミュレーターは安全に体験する事が出来ます。

事故を起こす前に、事故を起こした時のストレスや印象を与える事で、より実車で意識して練習が出来るのです。

また、複数人でできる教習のため、他の教習生の運転を観察する事も出来ます。

再生プログラムもあるため、自分の運転を客観的に見ることも出来るので、より自分を見つめなおす事が出来るでしょう。

あくまで運転の疑似体験な訳ですから、ここで運転が上手いとか下手とかいう話をしても仕方がありません。

それでも自分が車に乗る事をイメージして、ゲーム感覚で実行する事はしないようにしましょう。

まとめ

・自動車教習所のシミュレーターは、実際の車の運転をシミュレートするための訓練ツール

・シミュレーターは実際の道路での運転と比べて、安全な環境で訓練を行うことができる

・シミュレーターが無理ゲーと言われるのは仕様の関係だったり運転初心者が不足している能力があるから

・あくまでシミュレーターは疑似体験であり実車の運転に活かさなければならない

小林(WEB担当)
小林(WEB担当)
免許を取得した今では、もう練習をする事など殆ど出来ません。事故防止に細心の注意を払いましょう。

 

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