トヨタ自動車10代目社長 渡辺捷昭について解説

投稿日:2023年11月8日 | 最終更新日:2024年3月13日 | Yuki Kobayashi

こんにちは、井口事務所カーライフ+編集担当の小林です。

本記事では、

・トヨタ自動車10代目社長 渡辺捷昭氏について

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渡辺捷昭氏とは

渡辺捷昭は日本の実業家で、トヨタ自動車株式会社の第10代社長であり、その経歴において多くの要職を務めました。

彼は1942年に生まれ、首都高速道路株式会社の取締役会長や道路新産業開発機構の会長、さらには道路システム高度化推進機構の理事長など、さまざまな組織で指導的な立場に就いた実績があります。

来歴と人物

彼は、愛知県四日市市で生まれ、愛知県立岡崎高等学校を卒業した後、慶應義塾大学経済学部で学びました。

大学在学中に慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団に所属しました。

卒業後、1964年にトヨタ自動車工業株式会社(現在のトヨタ自動車)に入社し、部品調達部門での職務を経て、経営企画分野に進出しました。

1992年には取締役に昇進し、その後、元町工場の工場長や米国および欧州の現地事業体での取締役を務めました。

特に2000年からは主要部品のコストを約30%削減するなど、原価低減活動を成功させました。

2005年に代表取締役社長に就任し、2009年に副会長に昇進しました。

社長時代には、海外での販売拡大戦略を継承し、2007年にはトヨタグループの年間販売台数で過去最高を達成し、2008年3月期には史上最高の連結営業利益を記録しました。

また、2008年には世界販売台数で初めて世界一に躍り出ました。

しかし、コスト削減と品質低下が問題視され、2009年から2010年にかけて大規模なリコール問題が発生。

その責任を取り、2011年には相談役に退任しました。

この人事には、豊田章一郎名誉会長が次代の社長である長男の豊田章男氏に権力を移譲する意向が影響していたと報道されています。

彼はその他、長寿科学振興財団の会長や道路交通情報通信システムセンターの理事長、日本経済団体連合会の副会長など、さまざまな組織で要職を務めました。趣味は音楽鑑賞(あらゆるジャンル)やラグビー、野球、サッカー、ゴルフなどのスポーツ観戦です。

 

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