こんにちは、井口事務所カーライフ＋編集担当の小林です。
本記事では、
| ・トヨタ自動車9代目社長 張富士夫氏について |
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張富士夫氏とは
張富士夫氏は、日本の実業家で、トヨタ自動車の元代表取締役社長および元名誉会長です。
彼は現在、株式会社デンソーの社外監査役、株式会社豊田自動織機の社外取締役、東和不動産株式会社の監査役、東海旅客鉄道株式会社の社外取締役、日印協会の理事兼副会長、全日本剣道連盟の会長などの役職を務めています。
また、彼は旭日大綬章を受章しています。
張富士夫はトヨタ自動車で代表取締役副会長および代表取締役会長（第4代、工販分離前から数えると第8代）を務め、その他にも社団法人日本経団連の副会長、日本自動車工業会の会長、道路システム高度化推進機構の理事長、高速道路調査会の副会長、財務会計基準機構の理事、駐車場整備推進機構の会長、内閣の教育再生会議委員、国土開発幹線自動車道建設会議委員、ソニーの社外取締役などのポストでも活躍しました。
家系的には、佐賀県師範学校及び長崎県女子師範学校の元校長である張二男松を祖父に持ち、九州大学の名誉教授である伯父の張玄彦もいます。
また、曽祖父の鈴木乗熙氏は建築家の辰野金吾氏の叔父にあたり、家系には学術や建築に関わる人物が多いです。
来歴と人物
張氏は1937年に旧満州大連市で生まれました。
彼の本籍地は愛知県豊田市にあります。
父親は佐賀県出身の芳武で、南満洲鉄道株式会社で働いていました。
母親の喜美子は山口県萩市出身です。
家族は戦争中に大連で暮らし、その後、終戦を迎えて日本に引き揚げました。
張氏は東京で小学校から中学校、高校（都立駒場高校）までを経て、東京大学法学部を卒業しました。
彼は1960年にトヨタ自動車に入社し、その後、米国ケンタッキー工場の稼動開始などに関わりました。
1999年に奥田碩の後任としてトヨタ自動車の社長に就任し、2005年までその職を務め、その後会長に就任しました。
彼の在任中には多くの新しい車種が発表され、トヨタ自動車の利益も上昇しました。
2004年度の決算では、同社史上最高の利益を記録しました。
2001年には自動車殿堂（米国）による「最も優れた業界リーダー」に選出されました。
2013年には代表取締役会長を退任し名誉会長に就任し、その後相談役としても活動しました。
彼は名誉会長の職を退いた後もトヨタ自動車に関わり、2020年6月に取締役会の決議により相談役の役職が廃止されました。
張富士夫は「張」の姓から在日中国人や韓国人と誤解されることがあると述べており、彼の先祖は代々佐賀藩の教育指南方を務めており、近世の渡来者ではないとしています。
また、彼は自らの民族的ルーツについて、「先祖が中国や韓国から来たのではないかと思います」と述べています。
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