走る楽しさを重視する「直感ハンドリングFR」コンセプトを具現化するために、SUBARUの技術を活用し、小型・軽量・低重心・低慣性を特長として企画・開発されたライトウェイトスポーツカーです。
AE86型カローラレビン・スプリンタートレノ(ハチロク)の成功に学び、過給や特殊なタイヤに頼らない設計で開発され、「自分だけの1台を楽しみながら育てる」「お客様とともに進化する」スポーツカーとして「86」と名付けられました。
2012年2月2日に発表され、同年4月6日から全国で販売が開始されました。
トヨタブランドのスポーツカーは、MR-Sの販売終了以来5年ぶりの復活であり、新型スポーツカーの発売は1999年10月のMR-S以来13年ぶりの出来事です。
販売はトヨタ全販売チャネルで行われますが、「AREA 86」の専門スタッフが配置され、展示車・試乗車が設置されるのは全国の各ディーラーから1店舗のみです。
価格はできるだけ手頃に設定され、主なターゲットはAE86に乗っていたか憧れていた40歳代から50歳代の男性です。
将来的には彼らの子供たちがスポーツカーに憧れるようなスタイリングを目指しています。
販売価格は「RC」が199万円、「G」が241万円、「GT」が279万円、「GT “Limited”」が305万円となっています。
北米では最初はサイオン・FR-Sとして発売されました。
その後、2016年にサイオンブランドが廃止され、北米でもトヨタ・86として販売されるようになりました。
ヨーロッパ、韓国、マレーシア、インドネシア、オーストラリア、シンガポール、台湾、香港、マカオでは日本と同じ86の名称で発売されています。
また英語圏では非公式にtoyobaruと呼ばれています。
2012年3月16日からは、富士重工業群馬製作所本工場での生産が始まりました。
86、FR-S、GT 86、スバル・BRZの全てが同一工場で製造されています。
ただし、限定生産の86 GRMNは愛知県の元町工場で製造されます。
トヨタは86の販売と同時に、ソフト面でもスポーツカー文化を育てることを目指しており、「86スポーツカーカルチャー構想」として様々なプロジェクトを展開しています。
これには「86 SOCIETY」というファンサイトの開設や「86 峠セレクション」の実施などが含まれています。
AE86は漫画『頭文字D』の主人公・藤原拓海の愛車としても知られており、86も漫画『MFゴースト』において主人公の搭乗車種として登場しています。
まとめ
・86は、トヨタ自動車がSUBARU(旧・富士重工業)と共同開発したFRレイアウトのスポーツカー
・AE86は漫画『頭文字D』の主人公・藤原拓海の愛車としても知られている |
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