私はコレでエニカのマイカー貸し出しをやめました

投稿日:2022年10月31日 | 最終更新日:2023年1月18日 | Yoshiki Ota

こんにちは、カーライフ+編集長の太田です。

今回は、「エニカで愛車を貸し出したら3人目の借主で事故られた時の話」を執筆したnaoki Designさんの続編をお届けします。

 

タイトルにもありますが、naoki Designさんがなぜマイカーの貸し出しを辞めたのか?

その理由を本音で語って頂きました。

 

エニカを辞めた理由①思っていたほどシェアが入らない!

もうね、これに尽きますよ。

 

エニカに登録した最初の2~3カ月間はアクセス数も伸び、たくさんの方から問い合わせがありました。

トータル半年間で約5人近くの方(1ヶ月に一人ペース)に実際に貸し出しました。

 

実際にお貸ししたドライバー様にレビューも書いていただき、「さぁこれからシェアが本格化してくるな!」と思っていたのも束の間。その期待は裏切られることとなります。

 

掲載から半年以降、シェアはおろか、問い合わせも殆ど来ることが無くなってしまったのです。

 

その理由としては以下の二つがあると分析しました。

 

シェアが入らない理由①時間経過とともに魅力も下がった

車に限らずだと思いますが、目新しい商品は発表直後に最も注目を浴び、時間の経過とともに魅力と売り上げは下がっていきます。

私の車両もドライバー様にレビューを書いていただきましたが、掲載写真のアップデートや利用ルールの見直しなど魅力的に見せる努力を怠った部分がシェアの低下に繋がったのではないかと思っています。

↑これは実際に私がシェアしていたプジョーの308。掲載当初は問い合わせを多数いただきました。

 

シェアが入らない理由②サービス手数料の増加

私がエニカに登録した翌月。

今までの保険システムが大きく変更になりました。

 

それまでエニカはドライバーとして借りる場合、車両保険込みで

  • 1,500円/日
  • 2,600円/日

のいずれか自分に合ったプランの選択ができ、補償内容にも差が設けられていました。

 

ですが、これが2,600円/日のプランしか選択できなくなり、加えてレンタカーのような免責オプション「カーシェアプロテクト」も追加になったのです。(これはオーナー側が車両価格に応じて設定。これの加入も強制です)

 

これによりエニカは、保険だけで安くても4,000円近く払う必要があり、私自身、「レンタカーと変わらんやん!」と率直に感じたものです。

 

さらに、この変更でそれまでオーナー側は貸し出した金額のうち10%が手数料として引かれていましたが、これが25%まで負担増

 

今までと同様のシェア額を得るために値上げをするも、お借りするドライバー側の負担も増えた状況では殆どシェアに結びつかず…

登録して半年経った時点でカーシェアへの期待はかなり薄れていました。

 

エニカではこうした保険を見直すことで車の盗難やドライバーの免責負担を無くすといった補償の拡充を行ったわけですが、そもそも金額的な負担が大きくなるようでは好きな車に気軽に乗れるかーシェアの魅力は薄れてしまったように感じます。

(この内容は2021年9月頃の情報を元にしています。)

追記:いまでは車を持っているドライバーなら自分の自動車保険を使って車を借りれるなど、サービスの向上は続いてるようです!

エニカを辞めた理由②貸し出すだけではない!得られる費用に対して手間が多い!

実際にエニカでは「オーナー側も利益を得られて維持費軽減できます!」と謳っており、この点がカーシェアの魅力であることは事実です。

 

ですが、いざ貸し出す側になるとそのやることの多さに疲れることもしばしば。

 

内外装の掃除は勿論、ETCや貴重品など盗まれたら困るものを毎回片付けるのも大変ですし、一人で乗る分には気にならない不具合や傷なんかも都度直さなくてはいけません。

 

その中でも個人的に負担が大きいと感じたのが「給油」と「指定場所への配車」です。

 

貸し出す直前に焦って給油に行くわけにもいかず、その為だけにわざわざ車を動かす事もしばしば。

ドライバーさんが私の自宅でなく少し離れた駅で貸し出しを希望された場合には、時間に間に合うように家を出発して、電車で帰って…貸し出し手続きの時間も含めるとそれだけで2時間以上掛かったりしていました。

 

貸し出しで得られる利益に対して、オーナーの拘束される時間の多さが釣り合っていないなと常々感じています。

(受け渡し場所はオーナー自身が自由に設定でき、自宅のみ対応の方もいれば幅広いエリアで対応しているオーナーなど様々です。)

エニカを辞めた理由③借主がどういう使い方をしていたか不安!

この点に関しては、個人の価値観に依存する部分ではあるものの、恐らくお貸ししているオーナー様なら一度は気にしたことがあるのではないでしょうか?

 

事前のメッセージで、

  • どのような用途で使うか?
  • 目的地はどこか?
  • どのくらい距離を走るか?

など簡単なヒアリングを行いますが、あくまで任意申告

 

貸している期間にどう使っているか詳しく知ることはできません。

ボデ外装の傷や内装の汚れなど、返却時に目視で確認できる項目ならまだ良しとしても、下回りやATミッション、ブレーキなどの機関は中々チェックが出来ません。

 

この点はドライバー様に申告していただかなければ分からない為、後ほど影響が出て高額修理なんて可能性も否定できないなと思っています。

 

ましてや私は大の車好き。

 

普段はドアの閉め方一つとっても丁寧な動作を心掛けていますが、それをお貸しするドライバー様に強要するわけにもいかず、ただ無事に帰ってきてほしいと願うことしかできません。

 

カーシェアでお借りしていた時には何とも思いませんでしたが、いざ貸す側になるとそもそも私はオーナーとして向いている人間ではないなと気づきました。

 

今後は手数料の改善や利用者の更なる増加など、大きな進展がない限り再び登録することはないだろうなと思っています。

 

いかがでしたでしょうか?

前回から引き続きカーシェアについて実体験や思いを書き綴ってみました。

これを機にカーシェアのいいとこと、悪いところ含めて読んでくださった皆様の為になると幸いです。それではまた別の記事でお会いしましょう!

 

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