コインパーキングで駐車券を紛失した時の対処法!後日見つかった場合は返金可?

コインパーキング駐車券紛失
投稿日:2023年1月4日 | 最終更新日:2023年8月7日 | Yuki Kobayashi

コインパーキングと言えば、土地活用をしたい所有者と駐車場を使いたい時だけ課金をして使うことが出来る利用者の両者にメリットのある仕組みとして広く普及しています。

特に駅前や繁華街、ビジネス街においては特にその効果が高く発揮され、場所によってはなくてはならない代物として交通インフラの一端を担っています。

 

そんなコインパーキングも多様化が進み、発券式のものを始め、車番認証タイプやロック板タイプ、前払い式タイプなどさまざまな種類が存在します。

その中でも古くから根付き、今でも大型施設の駐車場や駅前の立体駐車場等で用いられているのが入庫時に駐車券(チケット)が発券されるタイプです。

 

このタイプの駐車場における最も大きなデメリットが「駐車券(パーキングチケット)の紛失リスク」。

受け取ったまま運転席のルームミラーに収納しておけば紛失の可能性は下がりますが、買い物などで駐車券を提示することで駐車料金の割引を受け取れたり、ホテルのチェックイン時にフロントに出すなど、車に放置したままでは済まない状況なのが現実かと思います。

 

そのように車外に持ち出すことで、「いざ車を出庫させようとした時に駐車券が見つからず…挙句の果てに紛失してしまった」そんな経験をされた方、又は、まさに今、そんな状況に陥っている方に向けた対処方法を本記事でご紹介します。

最後までご覧頂き、適切な対処方法でトラブルを乗り切りましょう!

コインパーキングの駐車券を紛失した時の対処方法

早速ですが、この記事のポイントからご説明していきます。

あなたが目指すべきゴールは「まずは駐車場から出る」ことであり、それに加えて「出来るだけ無駄な料金を払わない」ことです。

それを叶えるための手順となります。

 

前提|駐車券の紛失は管理会社の規定に基づいた料金を支払う必要がある

残酷ではありますが、駐車券を紛失した場合、本来支払うべき金額(駐車時間で自動計算された額)の支払いではなく、管理会社の規定に従って支払いを行う必要があります。

大手のタイムズでは、

駐車券を紛失した場合は、3万円を上限として駐車料金としてお支払いの上、出庫頂きます。なお、具体的な金額は、駐車場によって異なります。

また、当社において、最長駐車時間を超えて駐車されたことを確認し、その駐車料金が上記金額を超えるときは、当該駐車料金全額をお支払い頂きます。

と定められています。

これは、何もタイムズに限った場合ではありません。

前提として、駐車券を紛失してしまうと金銭のペナルティが課せられると認識をしておきましょう。

 

1. 再度落ち着いて探してみよう

もう必死に探したわ!と怒られてしまいそうですが、今一度改めて探してみてください。

 

まずは、上着のジャケットのポケット中や財布の中、ズボンの後ろポケットなど、まずは身に着ける(着けていた)衣服にあるであろう可能性を潰しましょう。

それが済んだら、次にバッグの中。「何気なくここなら無くならないであろう」という気持ちから、駐車券を入れた可能性は否定できません。

 

それでもない場合はいよいよ車内。

ついうっかりサンシェードに挟んでいたり、運転席の隙間や足元に落ちていたという場合もあるので、車内灯だけでなくスマホのライトも活用しながら探してみてください。

 

それでもない場合は、利用したショッピングセンターや商業施設に電話をかけてみてください。

施設の案内所や受付などで駐車券を紛失したことを伝えると、当日に買い物をしたレシートやカード支払い、スマホ決済時の支払い明細などがあれば、再度駐車券を再発行してくれるケースもあります。

これで解決しない場合は、次のステップに進みます。

 

2. 駐車場の運営(管理)業者にインターホンや電話で相談

くまなく探した結果、それでも見つからない場合は、コールセンターやコインパーキングの運営業者に相談しましょう。

基本的に駐車場のゲートのところに問い合わせの電話番号や出庫ゲートの装置にインターホンが取り付けられてる場合もあります。

その時に駐車場の利用規約を確認することも忘れないようにしてください。

 

運営会社にもよりますが、数十分でスタッフが駆けつけてくれて、その場で駐車料金を直接支払って精算を完了してもらえることもあります。

管理会社によっては、自己申告の駐車料金で済む場合があったり、一度紛失時の料金の支払いを受けたうえで、後日に返金対応を行ってもらえる事もあります。

 

少し時間はかかりますが、無駄な出費を抑えることもできるので面倒くさがらずに問い合わせをするようにしましょう。

 

3. 紛失ボタンで出庫!但し注意点も…

管理人が常駐していない駐車場や無人型のコインパーキングでは「駐車券紛失のボタン」が用意されていることがあります。

駐車券が見つからないけど、どうしてもすぐに出庫したい場合は、発券機にある紛失ボタンを押して、出庫することが可能です。

但し、驚くほど高い値段が請求されることがあります。

 

基本的に紛失ボタンの請求金額は、通常の駐車料金よりもかなり高く設定されてます。

もちろん表示された金額でも自分が納得できる金額ならそのまま支払いをすればいいと思いますが、エリアによってですが、3,000円〜10,000円ぐらいと高額な場合が多いです。

 

例えば、30分だけ駐車して200円の利用料金なのに、紛失ボタンを押すと10,000円の請求金額が表示されたというケースも多々あります。

また、精算機の中には5,000円札や10,000円札などの高額紙幣に対応しておらず、1,000円のみ利用できる機械もあるため、その場ですぐに精算できない事もあります。

 

仮に駐車券を無くしてもすぐに紛失ボタンを押さずに、前述の通りコールセンターや運営業者に電話をしましょう。

この電話こそ無駄な駐車料金を支払わないためのポイントとなります。詳しくは後程解説します。

 

コインパーキングの駐車券の紛失料金が高い理由

そもそもなぜ駐車券の紛失料金は高額請求なのでしょうか?

理由は、利用者の虚偽申告を防ぐため駐車券の紛失への抑止力です。

 

パーキングの利用者側では、ある程度入庫時間も把握しており、たった数十分の利用で高額料金を請求されるなんて誰もが納得いかないはずです。

しかし、パーキングの運営業者側では、お客さんが実際に駐車した時間よりも短い時間を申告する、つまり虚偽の申告をされる可能性があります。

 

入庫時に発券される駐車券には、そのクルマがコインパーキングに入庫した時間が記されているため、駐車券がないと何時何分何秒に入庫したという時間の証明ができないことになります。

入庫した詳しい時間が証明できない以上、運営業者側は「長時間駐車していたのにも関わらず、さっき駐車したばっかりなんですよ?」という虚偽申告を防がなければなりません。

 

もし、これが成立してしまうと、駐車券を紛失したほうが得をしてしまい、発券タイプのコインパーキングビジネスそのものが全く成立しなくなってしまいます。

また、紛失したときの対応にもスタッフが動くため、そういった対応費も含まれていると考えると高額になることも致し方がないと納得できる部分もあります。

 

駐車券の紛失というのはあくまでも利用者側に落ち度があり、その損失を運営会社側が被らないようになっているという意味では、あえて高額にしているということにも繋がります。

 

|参考記事

コインパーキングの駐車券を紛失したら2万円請求された!|国民生活センター 身近な消費者トラブルQ&A

それでも実際の駐車料金と紛失時の罰金との差に納得できない場合

前述の通り、ほとんどの駐車場には「駐車券紛失による罰金規定」が定められています。

駐車時にわざわざそれを意識することはないかと思いますが、あまりに古い駐車場でなければ入出庫の近くにある看板などに記載されています。

 

とは言え、

・「実際の駐車料金と違いすぎる」

・「どうしても納得できない」

・「あまりにも高すぎる」

というのが本音で、それに納得できないのが人間の性かと思います。

 

そこで最後の手段が「担当者との交渉」です。

第3者の手を借りるつもりで国民相談センターなどに電話をしたとしても、そもそもこちらに落ち度がある以上、ことが有利に働くことはありません。

 

圧倒的な負けゲームと言える中で最後の希望は、「お願いベースで頼む」しかありません。

駐車場を管理する会社の担当者も人間です。トラブルを抱えるのは絶対に避けたいのが本音です。

 

決してごねたり、暴言を吐いて威嚇するのではなく、お願いをしてください。

その際に「お互いにトラブルを抱えて何日も過ごすのは嫌ですよね」と伝えてください。

 

誰もが仕事でトラブルを抱えたくない。出来れば穏便に済ませたい。

相手にその気持ちに訴えかけるのです。

 

それ以上は、恐喝まがいの行為になるので絶対にやめましょう。

元々はこちらの落ち度で招いた失態です。また、嫌なイメージを相手にもたれるのもマイナスです。

 

「ダメもとでお願いする」これが唯一の手ということになります。

 

後日、駐車券が見つかった場合、返金対応してくれる?

もし、駐車券が後日見つかった場合、正規料金との差額を返金してもらえる可能性は高いです。

特に大型ショッピングセンターや大手のコインパーキングの場合、対応してくれるケースが多いみたいです。

 

この後日の返金の可能性を残すためにも、駐車場の管理担当者に悪いイメージを持たれてしまうのは避けたいです。

その際は必ず、紛失していた駐車券と支払った日の駐車料金(違約金)の領収書を無くさず保管しておくことが大切です。

 

どちらか一方が欠けてしまうと、返金に応じてもらえない可能性もあります。

駐車券が後日に見つかった場合も、まずは運営会社やコールセンターに問い合わせをし、駐車券が見つかった旨をしっかりと伝えるようにしましょう。

 

三井のリパークの場合

三井のリパークの場合、領収書と駐車券を郵送またはFAXで送付すれば、実際に支払った額と本来の駐車料金との差額を返金してもらうことが可能です。

 

タイムズの場合

特に記載はありませんでしたが、口コミをみると「個別対応」で後日、返金対応をしてくれたというケースがあるみたいです。

中にはチケットがなくても初回に限ってと念押しされたうえで返金してくれたというケースも見受けられました。

 

まとめ

コインパーキングで駐車券を紛失した時の対処法についてご紹介しました。

駐車券を無くしてしまうのは、こちらに100%落ち度がある行為です。

 

その為、管理会社の規定に従って駐車料金を支払わなければなりません。

とは言え、本来支払うべき金額よりも高い場合は腑に落ちないこともあるのが現実。

 

その際はダメもとで「管理会社の担当者にお願いベースで交渉する」ことをしてみてください。

たとえ可能性が無くてもやってみて損はありません。

 

また、後日駐車券が見つかった場合は、必ず駐車場の管理会社に電話をして返金のお願いをしてみましょう。

その為にも駐車場情報はしっかりとメモをするか連絡先をスマホで撮影しておくことをお忘れなく!

 

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