こんにちは、井口事務所カーライフ＋編集担当の小林です。
本記事では、
| ・トヨペット・スーパーRHN型 |
についてお伝え出来ればと思います。
関連記事：トヨタが戦後初めて送り出した小型乗用車「トヨペットSA型」解説【失敗作？】
トヨペットSA型が世に放たれてから6年。
トヨタの車はより一層進化していく事となります。
本記事では、1953年に発売されたトヨペット・スーパーのシリーズについて記載させていただきます。
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トヨペット・スーパーRHN型とは
新開発の1500ccR型エンジンを搭載した5人乗り4ドアセダンです。
それまで1,000cc級サイドバルブ・30ps足らずのS型エンジン搭載で非力さに悩まされていたトヨペット各車の出力を大幅に向上させました。
※21馬力程度強力で、輸入車との格差は無くなったと言われています。
SF型乗用車をベースとしていましたが、再度フレームの板厚を高め、クロスメンバーを改良する事などにより、優れたボディ剛性を実現しました。
また、クラッチ容量の増大やトランスミッション及びデファレンシャルギア比の変更。
大容量のガソリンタンクを採用し、エンジンの排気量アップに対応しています。
S型エンジン搭載車に比べ、走行性能や乗り心地、経済性を高める事に成功しました。
ボディは三菱中日本工業社製になります。
※Nは中日本重工を表しているとされています。
当時、移動需要で最も高かったタクシー用に作られたモデルの為、一般家庭ではあまり普及はしていません。
そもそも自家用車を所有する層は少数だったと言えます。
※トヨタ車両系統図に関してはこちらのサイトをご確認ください。
トヨペット・スーパーRHN型のスペック
トヨペット・スーパーRHN型のスペックは以下のとおりです。
| 型式・車種記号 | RHN型 |
| 全長×全幅×全高（mm） | 4,280×1,590×1,600 |
| ホイールベース（mm） | 2,500 |
| トレッド前×後（mm） | 1,325×1,350 |
| 乗車定員（名） | 5 |
| 登板能力 | 45% |
| エンジン型式/種類 | R型 |
| 配列気筒数/弁型式 | 水冷4気筒直列頭上弁式 |
| 内径×行程（mm） | 77×78 |
| 総排気量（cc） | 1,453 |
| 圧縮比 | 6.8 |
| 最高出力（PS/rpm） | 48(HP）/4,000 |
| 最大トルク（kg・m/rpm） | 10/2,400 |
| 東京地区標準現金価格（￥） | 928,000（工場渡し） |
派生タイプのRHK型
ボディは関東自動車工業製（Kの由来）になります。
大きく異なるデザインのグリルやランプを採用して、それぞれの個性をアピールしていました。
こちらはトヨペット・SFK型の進化系と言えます。
まとめ
| ・トヨペット・スーパーRHN型は1500ccR型エンジンを搭載した5人乗り4ドアセダン
・R型エンジンによりそれまでのS型エンジンよりも出力を劇的に向上させた ・派生にRHK型が存在する ・主にタクシー用途だった為、タクシー業及び法人向けに基本的には販売されていた |
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