監修者 小宮 淳(行政書士|ITコーディネーター)
この記事では、自動車登録手続きを行う行政書士法人の登録実務担当者が、
・陸運局とはどんな所か
・陸運局で出来る手続きは何か |
という悩みを解決致します。
自動車登録の際、欠かせない場所が陸運局。
しかし、いざ手続きを行うとなった時に陸運局は一体どんな場所なのか把握している人は少ないかと思います。
そもそも陸運局に出向いた事がない!という人も多数いる事でしょう。
本記事では、いざ自分が陸運局に行く事になった際、慌てる事がないよう確認出来ますのでぜひご覧ください。
陸運局に行く時間がないから代行を依頼したい!というお客様はこちらからご依頼いただけますと幸いです。
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陸運局とは?
陸運局は、正しくは「地方運輸局」と言います。
国土交通省に属する行政機関のひとつであり、全国10機関から成り立っています。
運輸支局というさらに細分化された組織や、検査や登録のみ行う自動車検査登録事務所もあります。
※管轄の運輸支局に関しましてはこちらをご確認ください。
運輸局の業務は、新車や中古車でナンバーが付いていない車の新規登録や、住所や氏名などの変更登録、所有者変更に必要な移転登録などがあります。
車を解体するときや一時的に使用を中止するときは抹消登録、ナンバープレートの紛失や盗難の場合に使う番号変更、車検証の盗難や紛失時に手続きする車検証再交付も手続きできます。
また運輸局は、車検時の検査も行っている機関です。車検では、新規検査・継続検査・構造等変更検査に分かれています。
基本的に、車の手続きを行う際は全て陸運局で行われていると言っても過言ではありません。
また、残念ながら自動車・バイクの各種登録を土日の休みを使って行うことは出来ません。
手続き機関である運輸支局(軽自動車の場合は、軽検査協会)は、平日のみの開局となります。
昼休みもある関係と16時までという関係上、仕事の合間に訪れる事は非常に難しいです。
この事から、当事務所のように代行業務を行う場所が全国には存在しております。
陸運局の歴史
1947年、地方鉄道局(国土交通省の内部部局の1つ)に自動車事務所が設置されます。
翌年には自動車事務所は廃止され、運輸省直轄の地方機関として全国9か所に特定道路運送監理事務所、各都道府県に道路運送監理事務所が設置されました。
さらに翌年には運輸省からの国鉄分離により特定道路運送監理事務所を廃止し、運輸行政を一元的に担う地方陸運局を設置します。
これがかつて設置された今の地方運輸局のベースになります。
今でも陸運局という名称で呼ばれるのには、この名残があります。
同時に地方陸運局の下部組織である道路運送監理事務所を廃止し、陸運局分室を設置しました。
そこから30年以上経過し、地方陸運局と地方海運局を統合し地方運輸局が設置されます。
翌年には地方事務官制度廃止により陸運事務所を運輸省の地方支分部局とし、陸運支局を設置。
陸運事務所の支所・出張所等は自動車検査登録事務所となりました。
2001年1月に中央省庁再編により運輸省、建設省、国土庁及び北海道開発庁が再編統合され国土交通省が発足されます。
翌年に地方運輸局の下部組織である陸運支局と海運支局を統合し運輸支局を設置され、現在まで続いております。
まとめ
・陸運局は、正しくは地方運輸局と言い、国土交通省に属する行政機関の1つである・新規登録、変更登録、移転登録、抹消登録、車検予約等が可能である
・始まりは1947年頃であり、2002年には今の形に落ち着いた |
その他の手続きに関してはこちらからご確認ください!
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