1円でも安く車を買いたい!
この記事にたどり着いたあなたは、今まさに車の購入を検討している段階におかれ、自動車販売店からもらった見積書をくまなくチェックしている最中ではないでしょうか。
そもそも自動車の購入は、人生における大きな買い物の代表格の一つであり、あなたが思うように誰もが少しでも安い価格で購入したいと思うものです。
また、そんな消費者の気持ちを汲んだかのように自動車販売店側としても、最初から値引きを前提とした価格提示を行い、その後に、もはや”出来レース”とも思える値引きを行うことで「少しでも得をした感」をこちらに与えてきます。
その結果、分かってはいながらも、こちらとしてもテンションが上がり、気持ちよく車を購入できるのだから一つの演出としては必要不可欠なものだと言っても過言ではありません。
また、ネットで情報収集が容易となっている昨今、新車ディーラーや中古車販売店でもらう見積もりを「はい、わかりました。買います。」と二つ返事で買う人も少なくなっていることかと思います。
それを裏付けるかのように、某ディーラーに勤める営業マンの友人も「お客さんは既に値引き限度額を知っている・・」と嘆いていました。
本記事では、そんな車と値引きに関する話の中から「OSS申請代行費用」に関する疑問を解決する内容をお届けします。
・OSS申請代行費用は値引きやカットが出来るのか?
・OSS申請を個人で行うことは出来ないか? |
と言ったような見積もりを見て、あなたが率直に思ったであろう疑問を中心に取り上げていきます。
と言ったような見積もりを見て率直に思った疑問を中心に取り上げていきます。
是非とも最後までご覧ください。
OSS申請代行とは、、、 pic.twitter.com/by4ndj8x1r
— ちゃぴお (@chapio_sb) August 2, 2019
OSS申請代行費用の相場と値引きの可否
自動車販売店によっても異なりますが、OSS申請代行費用の相場帯は「約2~5万円ほど」と言われています。(※ヤナセは7万円だったとの口コミもありました。)
額面だけを見て率直に「髙っ!」と感じたのではないでしょうか?
車を買った際に何かしらの手続きが必要であることは分かっていたものの、車のオプション機能でもないものにお金を支払うことは決して前向きに捉えられないかと思います。
そして、次に頭によぎるのが「これってどうにかならないの?」という疑問。
この項目では、OSS申請代行費用の概要~価格相場、値引きの可否を解説していきます。
|OSS申請に関する関連記事
参考現役行政書士が語る自動車登録OSS申請のメリット・デメリット |
OSS申請代行費用の概要
まずは、この言葉の意味を紐解くと以下のようになります。
OSS申請 | インターネットを使って行う自動車登録申請手続き |
代行費用 | 本人に代わってディーラーや中古車販売店で手続きを代行するための費用(手数料) |
自動車登録の手続き方法は、2パターンあり、ここで言う「OSS申請」と「窓口申請(書類申請)」があります。
これ自体、車の購入者である我々から見れば、どちらの手続きであっても正直、関係ありません。
自動車の登録手続き自体は、車を販売した店舗側が行うのが通常なので、豆知識程度に認識しておくと良いでしょう。
OSS申請代行費用の値引き交渉は可能?
結論から言いますと、OSS申請代行費用の値引き交渉は難しく、それを持ち出して値下げを要求することは得策ではありません。
この理由を詳しく説明します。
実際にOSS申請を代行するのは行政書士
店舗で担当営業から説明を受けたかもしれませんが、念のため補足です。
「OSS申請代行費用」は、一見すると自動車販売店が直接代行して、その費用をお客さんに請求するように見えますが、実際には少し違います。
自動車販売店側が言うOSS申請代行は、「必要書類などはこちら(自動車販売店)が準備し、実際のOSS申請を行政書士に依頼する」と言ったケースを指す場合が多いです。
OSS申請代行費用はディーラーの報酬ではない
今ほど説明した通り、OSS申請代行費用は自動車販売店が受け取る報酬との意味合いではなく、行政書士に依頼する報酬を代わりに徴収しているということになります。
このような事情から、OSS申請代行費用の値引き交渉は、難しいと結論づけられます。
OSS申請は自分で手続きが出来る?
「代行」と名が付く以上、自分でも出来るのでは?と疑問を持った方もいるでしょう。
実はOSS申請自体、個人で行うことは可能です。
とは言ったものの、実際の現場シーンではどうか?ということをここでは解説していきます。
|個人でOSS申請をする上で準備するもの
・インターネット環境
・パソコン ・電子証明書付きのマイナンバーカードもしくは住民基本台帳カードなど ・ICカードリーダー ・画像読み取り用スキャナー ・保管場所証明申請書類一式 |
これらを自分で用意した上で、専用サイト(OSSポータルサイト)から手続きを行います。
パソコンやインターネット環境、マイナンバーカードなどは準備出来たとしても、「ICカードリーダー」や「画像読み取り用スキャナー」を揃えるだけでも2万円ほどかかる上、「保管場所証明申請書類一式」に至っては3,000円ほどかかる上、平日に警察署に2回も出向く必要があります。
これらの手間とコストを考えるとわざわざ自分で行うことのメリットはほとんどありません。
OSS申請は自動車販売店側が段取りをするのが慣習
OSS申請(車両登録)を自分で行えるかどうかは、ディーラーや自動車販売店の方針によって異なります。
しかし、実際には、トラブル防止の観点からOSS申請はディーラー側が段取りをする方針をとっているケースがほとんどです。
そもそもOSS申請を含む自動車登録手続き自体が煩雑であり、必要書類の不備・不足はもちろん、手続きで必要な書類への記入・捺印もミスが許されないものとなっています。これらの観点から、販売店側が行う方針をとることがほとんどになります。
また、ここで「段取り」と言ったのは、さきほどの説明と重複しますが、登録自体を行うのは販売店側ではなく、そこから依頼された行政書士が行うからです。
OSS申請代行費用に関する疑問まとめ
OSS申請代行費用の値引き可否 | 不可能に近い(販売店側の報酬ではない場合がほとんどのため) |
OSS申請を自分で行うメリット | ほとんどない |
いかがでしたでしょうか。
例外が全くないとは言い切れませんが、これまで解説してきた事情を加味すると値引きや自分で手続きを行うことによるコストカットは難しいと言えます。
OSS申請代行費用の値引きではなく、車両本体価格やオプション価格の値下げ交渉を頑張ってみてください!
相手の営業マンも成績が全てなので値下げをしてでも「1台」売ることが仕事です。
無茶を言って自分の印象を悪くするのも良くないですが、多少のわがままを聞くのも仕事です。
その為にもOSS申請代行費用に関する事前知識があるとないとでは、見積りへの理解度も違ってくるので、うまく良い条件を引き出せるかもしれません。
末筆ではありますが、これを読むあなたにとって納得のいく自動車購入に繋がることを願っています。
井口事務所のOSS申請への取り組み
弊所では、OSS申請の業務効率化を図るべく、グループ会社にて開発・販売をしている「自動車登録支援申請システム」を使用しています。
各種申請書類の作成だけでなく、車庫証明、e-jibai,web-jibaiとの連携、希望番号,再交付の申込書作成ツールとの連携など、様々な業務課題を解決するための各種ツールを用いることで自動車登録業務全般にご対応できる体制を整えました。
また、起こり得るヒューマンエラーへの対策だけでなく、大量申請やイレギュラーな案件などにも迅速に対応が可能です。
自動車登録に関するご依頼は弊所まで宜しくお願い致します。
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