こんにちは、カーライフ+編集長の太田です。
今回お話をお伺いしたのは、今後お目にかかることがないであろう「日本とアメリカの両国で車を購入したことがある帰国子女」である「ほの華」さんです。
あまりのパワーワードに押しつぶされそうですが、皆様の元へ無事にエピソードをお届けするのが私のミッション。
アメリカ(カリフォルニア)で車を買うという希少な体験談をどうぞご覧ください!
自己紹介
改めまして、こんにちは!ほの華です。
私の生まれ故郷は、埼玉の浦和というところです。中学校に入学する前に家族と一緒にアメリカのカリフォルニア州(西海岸)に移り住みました。
渡米理由は、親の転勤でした。
当時は友達と離れ離れになるのがとても嫌でしたが、中学受験が盛んな学校ということもあり、「どうせ中学生になったらみんなと離れ離れになるんだから一緒だよ♪」などの言葉で事あるごとに親に説得された覚えがあります。
そんな親の刷り込みにまんまと騙された私は小学校6年生の秋頃には、避けては通れない運命だと受け入れるようになっていました。
一番の要因は、親の私へのプレゼンの大目玉「ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー」も私にとってはアメリカ生活に期待が持てる唯一の希望でした。
ディズニーランドで人生が変わった女。それが私です。
そんなこんなで私のアメリカ生活がスタートしていくのですが、それから約12年間、大学卒業までの期間を過ごしました。(途中で2年ほど日本にいた期間もあります)
今は日本に戻ってきて貿易会社で業務をする傍ら、個人でデザインの仕事を受ける2足の草鞋の日々を送っています。
今回皆さんにお話しをするのは、親が買った中古車と私が買った新車の話。
車について…というよりは、購入の背景や販売店の接客、運転に関する日米の違いをテーマとしました。
アメリカは国土が広い為、州によって異なる場合が多い為カリフォルニア州という点でお話ししたいと思います。
|学校生活が分かる写真
私が通っていた学校です。スポーツは、アメリカンフットボール(NFL)が盛んでした。
|ショッピングモールの写真
日本食を提供している店の写真です。
|食事写真
カリフォルニア州は多国籍な州なので色んな国の料理があります。
中でもアジア、イタリア、ヒスパニック系はよく見かけます。
カリフォルニア州の車事情
アメリカと言えば、世界一と言っていいほどの車社会。
最近はイーロン・マスクさんのテスラ社が何かと話題ですが、車に関する話は日常会話の中でも比較的多くする会話の一つなので、車にあまり興味がなくても自然と知識がついてしまうものでした。
私が住んでいたカリフォルニア州では、子供のいる家庭であれば、よほど治安が良くない限り、親が車で送迎をするのが一般的です。
会社員でも主婦でも、公共交通機関を使っている人はほとんど見たことがありません。
その理由はというと…駅のホームやバス停の周辺は、家がない方の生活場所となっていたり、事件・事故が住宅地と比べて多いからだそうです。
私の家でもその風習に習い、2台の車を購入しました。
後に私が20歳の時に新車を買うこととなりました。
大学生ともなれば、手軽に動ける交通手段の一つも欲しいということが理由です、ざっくりと言えば。
多くの車はTOYOTA,日産,テスラ
あくまで私の感覚ですが…
カリフォルニアで多く見かけたのは、TOYOTA、日産、そしてテスラでした。
テスラのカーナビが、タブレットPCと同じかそれ以上の大きさだったことに驚きました!
|テスラの車内写真
友達の親がテスラに乗っていました。
|家のガレージの写真
日本とアメリカで車を買った際の選び方の基準
日本で車を買った時の基準
日本では祖母とも一緒に暮らしていて6人家族だったのでとりあえず大きい車!というのが車を購入する場合の前提条件でした。
その条件だけを重視して買ったのが、TOYOTAの「WISH」。
そして、2台目が「VOLVOのXC90」でした。
これらの車を購入した理由は、
|
この3点です。
アメリカの場合(親の車)
アメリカでは、5年後に一時帰国するタイミングで車を売却する時に今自分たちが購入している値段よりも高くつくのか、または同じ値段なのか。(+か=)
そして、5人の家族全員が乗れる大きさの車かどうか、です。
その結果、
TOYOTAの「SIENNA」と「Carola」を購入することとなりました。
SIENNAは在庫があったので中古車にしましたが、Carolaは在庫がなかったため新車で購入しました。
SIENNAが日本で売られていないのが信じられないぐらいアメリカではよく見かけていたので、それを知ったときは驚きました。。
ちなみに日本車の評価は現地でも高く、故障しにくい車というイメージを持たれているみたいです。
私名義の車の場合
私自身はというと、20歳の頃、親に頼み1万ドルほど工面してもらいTOYOTAの「RAV4」を買いました。
確か総額で約3万ドルいかないぐらいだったと思います。(約300万円ほど)
アメリカでは中古車販売店と新車ディーラーで車を購入
親名義の車
価格を考慮して、中古車を販売しているお店に行きました。
インターネットで調べて、日本人オーナーが経営しているお店を選びました。
対応の仕方こそアメリカンで少し大雑把な印象でしたが、日本で生まれ育った方と話せるということで中学生の私もかなり親近感がわきました。
車を買っても5年ほどで手放すことが決まっている旨の話をしたところ、TOYOTAのSIENNAと、同じくTOYOTAのCarolaが5年後にも売れていると思うからいいよ!(ハイブリッド車なので近い未来の車の主流になっていて高い値段が付く可能性が高いとのこと)と助言を頂きました。
親曰く色々と考えた結果、他に選択肢もなさそうだということで、SIENNAとCarolaが我が家にやってくることとなりました。
私名義の車
一方で私の車(RAV4)は、カーディーラーで購入。
友人などの話を参考に以下に注意をしました。
|
セールスマンと名のつく職業は、契約をとってナンボだからか結構強引でした。
この勢いに押し負けない為にも友人についてきてもらいました。
本体代以外にかかる車の諸費用(カリフォルニアの場合)
費用
Sales Tax | 消費税 | 7.5% |
Title Transfer Fee | 所有権移転料 | $15 |
Registration/Tag Fee | 車両登録料 | 0.65% |
Smog Transfer Fee | スモッグ振込手数料 | $8 |
今も大幅に変わってはいないと思うので、大体こんなところです。
こういう面倒なやり取りもディーラーを介して購入すれば不要なので良かった点でした。
また、自動車登録の際には様々な書類を集める必要があったのが面倒でしたが。
アメリカと日本で異なる車屋さんの対応(接客)
サービス
日本では、商談中にお菓子やお茶が提供されるというサービスを当たり前のように感じるかもしれませんが、アメリカにいる方からすると感動されるぐらいのサービスです。
さらに、下の画像を見ていただくとわかる通り美味しいだけでなくおしゃれであったり、希望の飲み物まで聞いてくれたりしますよね。
アメリカでは商談用の部屋(meeting room)があり、外の待合室にはポテトチップスなどのお菓子とドリンクがある自動販売機があることが多いです。
それはもちろん有料ですが1つ約1$程度で買うことが可能です。
しかし、スーパーで売っているものと値段は変わらないので自分で予め買っておく人もいます。
真剣な話にもチップスを持ち込むことが出来るというなんともアメリカンな感じですよね。(笑)
しかし、そうすることで少し緊張が軽減されて話しやすくなるのかもしれません。リラックスしながら真剣な話をするのもいつもとは違った感じがしていいですよ^^
正確さ
こちらも日本の正確さは世界一と言われているだけあって、手続き中に店員さんから「申し訳ございませんでした!」とミスを誤られたことはほぼありません。
例え言われていたとしても、一晩寝たら忘れてしまう程度の細かいことだと思います。
アメリカの場合、まず基本的に細かなことでは謝りません(sorryということで自分の負けを認め裁判になるかもしれない)。
しかし、さすがのアメリカでも会社側の不備により納車日が1ヶ月ほど遅れてしまった時は謝って頂きました。
そして台車を手配します、と伝えられました。最終的に在庫の都合で借りれなくなりましたけど、笑
車をもらって店を出る時
さて、納車が済んだら家にその納車した新車に乗りこれからの車ライフに期待して胸を弾ませながら帰宅しますよね。
そこでもさらに気持ちを高めてくれるのが日本。
このことをなんと呼ぶのかについては記憶が曖昧ですが…納車酒のようなものを頂きました。
うちの家族はこれに感動して半年以上は飲まずに台所の奥底にしまったままでした。
また、鍵を受け取って店を出る際は、店舗にいるスタッフの方も皆さん手を止めて外で整列し、車が見えなくなるまてまお辞儀をしてお見送りをしてくれます。
初めてこの光景を見た時は声が出ないくらい感動した記憶があります。
対するアメリカは、スタッフの方がコーラを片手に室内から手を振ってくれました。お酒の代わりに缶のコーラを頂きました笑
納車の状態
我が家は日米両国とも新車を購入しています。
日本ではホコリひとつも着いていることが分からないくらいの状態で納車され、製造過程に不備が一つとしてないのが当たり前だと思います。
対するアメリカの場合、見た目は日本と同等程度に綺麗でした。
しかし、何故か初走行中になる音に違和感を感じたため、問い合わせしてみたところエンジンがしっかり製造出来てないということでした。(製造する国によって品質が違うみたいです)
日本だとニュース沙汰になりそうですが、結構あるあるだそうです。
アメリカで車を運転する大変さ
カリフォルニア州では15.5歳から車の仮免許を取得することが出来ます。
そして、仮免許を取得するための試験は無料です。
成人後にカリフォルニア州の運転免許を取得しようとする場合は約3,700円。日本と比べるとだいぶお得です。
日本では、免許を取るだけでも大きな出費となる反面、アメリカ(カリフォルニア州)ではそこの金銭的なハードルは低いことはとても良心的でした。
一方、運転する大変さと言うと日本から渡米する場合だとまずぶつかる壁は左ハンドルになる点かと思います。
左ハンドルと右ハンドルでは車線の見え方も変わって来るなど感覚が変わるので、戸惑っている方が多いという印象をまず初めに私は受けました。
そして、日本では見たことの無い看板があるということも大変な点の1つかと思います。
例えば、カープールレーンと言い、1台に3人以上乗っている車しか通れない車線があります。
もし、3人未満でその車線を走っていたら約4万円の罰金が課せられます。
このように初見では絶対に分からないことが多い為、免許を取った後でも乗り始めることにかなり躊躇しました。
実際に運転に慣れてしまえば、日本でもアメリカでも事故に気を付けて運転をするのは当たり前なので、さほど苦労はなかったです。
長くなりましたが、これにて私のアメリカでの車購入体験談は以上となります。
次の記事では「ドライブのおすすめお菓子10選」をお届けします!
|カリフォルニアの車に関する口コミ
カリフォルニアで車を運転するとき、赤信号でも大抵の場合右折は注意して進めます。日本から来られる方々を乗せて運転するとき、たまーに信号無視?と驚かれます。小さいことでも日本以外を知ることは勉強になります😉
— ひやま@リグるテックCEO (@rigletech_ceo) November 1, 2022
カリフォルニア州のEV市場におけるテスラのシェアは7割
カリフォルニア州はゼロエミッション車の比率を段階的に高めて、2035年にはガソリン車の販売を禁止するとのこと
2035年にテスラはどのくらいのシェアを取れるか
— コーナン (@konantower) November 4, 2022
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