バイク・名義変更|譲渡証明書がいらないは本当?実印の有無、手続き方法【新制度対応】

バイク名義変更譲渡証明書不要
投稿日:2022年12月28日 | 最終更新日:2023年3月13日 | Yoshiki Ota

車にせよバイクにしても手続きに関する書類は煩雑で手間なのがネック。

それらをより”やっかい”にするのが、「所有者」と「使用者」の概念であり、手続きの種別によって準備すべき必要書類がそれぞれに違い、”必要書類や手続き方法について一概には言えない”というケースバイケースの多さもとっつきにくい原因かと思います。

 

この記事では、

「バイクの名義変更時に譲渡証明書は必要なのか?委任状や印鑑証明、実印での捺印が必要か?」など、バイクの名義変更に関するお悩みや疑問にお答えします。

 

結論|バイクの名義変更時に譲渡証明書は必要!原付はいらない場合あり

バイクの名義変更の際に、譲渡証明書は必要なのでしょうか?

結論から言うと、バイクの名義変更時に譲渡証明書は必要です。但し、原付(125cc以下)に関してはいらない場合もあります

 

…早速ケースバイケースが出てきましたが、この原付の場合の「譲渡証明書の必要有無」については、市区町村役場によって異なります。

つまり、原付(125cc)に関してだけは都度確認をする必要があるものの、それ以外のバイクは「必要」と覚えておけば間違いありません。

 

また、バイクの譲渡証明書に関する疑問点で抑えておくべき内容としては、「実印の捺印有無」も大事なポイントなので、この項目で確認してください。

 

譲渡証明書への捺印は実印?そもそもハンコ不要?

バイクの譲渡人である旧所有者が個人の場合、名義変更時には実印も印鑑証明も必要ありません

四輪とは異なり、二輪の場合はいかなる種類のバイク(50ccの原付や400ccを超える大型バイクなど)であっても必要はありません。

 

ただし、例外もあり、新所有者が法人名義の場合は、実印での捺印と印鑑証明書が必要になります。

 

バイクの名義変更時に必要な書類

この項目では、バイクの名義変更に必要な書類について解説致します。

譲渡証明書はあくまで一部の書類でとなりますので、以下のものを忘れずに準備してください。

また、250cc以上と250cc未満では必要書類に違いがあるのでお間違えの無いようにご注意ください。

 

250cc以上|名義変更時に必要な書類

250cc以上のバイクは普通二輪、大型二輪がありますが、いずれも必要な書類に違いはありません。

250cc以上のバイクで必要な書類は下記となります。

1. 車検証
2. 自賠責保険
3. 譲渡証
4. ナンバープレート
5. 新所有者の住民票
6. 新所有者の委任状(新所有者が自分で行う場合は不要)
7. 手数料納付書 (運輸局で取得可能)
8. 第1号様式シート (運輸局で取得可能)
9. 二輪用税申告書 (運輸局で取得可能)

250cc未満|名義変更時に必要なもの

250cc未満のバイクは軽二輪となり、必要な書類は下記です。

軽二輪自動車の車検証にあたる書類が軽自動車届出済証となります。

1. 軽自動車届出済証
2. 自賠責保険
3. 譲渡証
4. ナンバープレート
5. 新所有者の住民票
6. 新所有者の委任状
7. 手数料納付書 (運輸局で取得可能)
8. 軽二輪第1号様式のOCR用紙 (運輸局で取得可能)
9. 軽自動車税申告書 (運輸局で取得可能)

手続きに関する口コミ

所有権解除|所有者がバイク屋のままの場合における名義変更

バイク所有者がバイク屋名義

名義変更を行う際、よくあるケースとして所有者がバイク屋さんやローン会社になっていることがあります。

所有権 バイク屋,ローン会社
使用者 前オーナー

このようなケースです。

バイクをローンで購入した際、ローンの担保としてバイクそのものの所有権をバイク屋さん,ローン会社とすることで発生します。

この所有権をユーザーに渡すことを「所有権解除」と言います。

 

バイク所有権解除の方法

所有権の解除が必要となる場合、所有者欄には所有者の法人名が記載されています。

ディーラーでローンを組んだ場合はディーラー名、クレジット会社でローンを組んだ場合はクレジット会社名が所有者として記載されていることが多いです。

 

その所有権を解除するには上記法人へ連絡し、所有権解除をお願いする必要があります。

その際に名義変更に必要な書類は、相手方が用意してくれます。

 

注意点としては、必要書類を受領してから、できるだけ早く所有権解除を行うことです。所有権解除に必要な書類は有効期限が決まっており、有効期限が過ぎてからは所有権解除が出来なくなってしまいます。

バイク所有権解除の代行

所有権解除を自分で行うことが出来ない場合、解除に関する手続きを代行することが出来ます。

行政書士法人などの代行業者では、所有権解除と名義変更を同時に同時に行うことが出来るため、「とりあえず丸投げしておけば何とかしてくれる」存在です。

 

バイクの名義変更手続きを行うための申請先

バイクの名義変更は排気量によって、申請先が変わります。ここではバイクの排気量別の申請先をご説明いたします。

 

125cc以下の原付バイクの場合

125cc以下の原付の場合は先に旧所有者の方で、廃車手続きが必要です。

手続き先は、旧所有者の原付が登録されている市区町村の役所で行うことが可能です。

その後、新所有者(購入者)が名義変更手続きを行います。手続き先は、自分の住所のある市区町村の役所で名義変更手続きを行います。

 

125㏄以上のバイクの場合

125cc以上のバイクの場合は、新所有者の住所を管轄する運輸支局または自動車検査登録事務所にて名義変更が可能です。

実例

新潟ナンバー 新潟運輸支局
長岡ナンバー 長岡自動車検査登録事務所

 

車検切れのバイクを名義変更する方法

車検切れバイク名義変更

排気量が250ccを超えるバイクは2年ごと(新車登録からは3年ごと)に車検を受けなければいけません。

車とは異なり、バイクは通勤用ではなく趣味として乗ることも多い為、気付いたら車検切れになっていたなんてこともあるあるです。

 

また、個人間で譲り受ける場合は、車検切れのままの状態で譲り受けるなんてこともあり、その場合は残念ながら公道を走ることが出来ません。

万が一、車検切れのバイクを公道で乗ってしまった場合、「免停90日、1年6ヶ月以下の懲役または80万円以下の罰金」が科せられます。

 

公道を走れるようにするには、

先に車検を取ってから名義変更をする

もしくは

車検と同時に名義変更をする

必要があります。

バイクを販売店やオークションで購入される場合は、「車検切れとなっていないか、有効残日数は何日か」を必ず確認してから購入しましょう。

関連記事【WEB特価】新潟県の自動車名義変更は当所が代行します!申請方法や必要書類、手数料など

バイクの名義変更で困ったら近くの行政書士へご相談ください

個人で行うとその煩雑さに嫌気がさしてしまうのが、バイクの手続き。

 

特に初めて名義変更する場合は、書類の不備や書き損じで予期せぬトラブルでスムーズに進まないことが多いのが現実です。

手続きを行うための運輸支局は、平日のみしか開局されていないため、人によっては仕事を休んで手続きに行かなくてはいけません。

そこまでしても手続きに不備があれば、日を改めて行かなくてはならないなんてことも・・。

 

そんな手間と時間がかかる手続きを1回で確実に済ませたいのであれば、プロである行政書士に頼むことをオススメします。

 

料金はエリアや事務所によって異なりますが、全国相場でおおよそ「5,000円~」程度です。

当事務所は、新潟県内でトップクラスの申請実績があり、代行手数料もエリア最低水準となります。

バイクの登録手続きに関することはお気軽にご相談ください。

太田(WEB担当)
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