監修者 小宮 淳(行政書士|ITコーディネーター)
この記事では、自動車登録手続きを行う行政書士法人の登録実務担当者が、
本記事では、
・軽貨物ドライバーになるメリット
・軽貨物ドライバーになる方法 ・軽貨物ドライバーとして失敗しない為のポイント |
について説明させていただきます。
ECサイトの発展によって、より一層需要が増しているのが運送業界です。
このタイミングで独立開業を考えている方も少なくないのではないでしょうか。
「思い切って独立したいけど本当にやっていけるのだろうか・・・」
「独立の時に必要な手続きや書類はなんだろう・・・?」
「そもそも仕事を定期的に貰う事が出来るのだろうか・・・?」
本記事では、こういった悩みを1つ1つ解決させていただければと思います。
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そもそも軽貨物ドライバーとは
軽貨物ドライバーの正式名称は、「貨物軽自動車運送事業」と言います。
運転する車は軽トラやバンなどです。
運ぶ荷物に関しては、比較的軽いものが多く、働きやすい仕事とも言われています。
基本的には個人事業主として生きていく事になり、業務委託を受ける事が殆どです。
軽貨物ドライバーになるメリット
軽貨物ドライバーになるメリットは、以下のとおりです。
・個人事業主なので、労働時間を自分で決める事が出来る
・定年退職が存在しない ・開業のハードルが非常に低い ・1人で仕事が出来る |
1つ1つ、確認していく事にしましょう。
個人事業主なので、労働時間を自分で決める事が出来る
個人事業主の為、労働時間は個人の裁量になります。
逆に言えば、働けば働く程自分の収入と直結します。
定年退職が存在しない
こちらも個人事業主であるが故の利点と言えます。
体力が続く限り、この仕事を継続的に行う事が出来ます。
開業のハードルが非常に低い
軽貨物ドライバーで必要なものは、普通運転免許と軽貨物車です。
書類の手続きに関しては後述しますが、届出をするだけで完結します。
許可制ではない為、手続きは非常にスピーディーです。
1人で仕事が出来る
人間関係などに悩んでいた場合、このようなメリットもあります。
運転ルート等も自分で選べるため、余計な感情を持つ事は少なくなるでしょう。
軽貨物ドライバーの許可要件
軽貨物ドライバーとして独立する為に必要な手続きや書類は複雑なものではありません。
ここも1つずつ確認していきましょう。
軽貨物車・営業所・駐車場を用意する
まずは上記のものを用意する必要があります。
先述したとおり、軽貨物車は軽トラやバンなどが無難だと思われます。
営業所は自宅でも構いません。
駐車場に関しては営業所に隣接する事が前提ですが、半径2km以内でも大丈夫です。
駐車場には全ての車を収容しなければならないので注意しましょう。
管轄区域の運輸支局に届け出る
必要な書類は以下のとおりです。
・貨物軽自動車運送事業経営届出書
・事業用自動車等連絡書 ・運賃料金設定届出書 ・車検証のコピー |
車検証のコピー以外は運輸支局の窓口かWebからダウンロードが可能です。
黒ナンバーを取得する
書類を提出したら黒ナンバーを取得しなければなりません。
黒ナンバーは、営業用の軽貨物車に設定が義務付けられているナンバープレートです。
黒ナンバーの手続きに関しては、こちらの記事を読んで頂けるとスピーディーに処理できます。
保険への加入
軽貨物運送業を行うなら、保険の加入も推奨されます。
万が一の損害賠償に備えて任意保険には確実に加入する事にしましょう。
対人賠償保険、対物賠償保険、車両保険、貨物保険などがスタンダードです。
開業届の提出
開業届の提出に関しては国税庁のHPよりダウンロードが可能です。
「所得税の青色申告承認申請書」の提出も行いましょう。
軽貨物ドライバーとして仕事を受けるためには
軽貨物ドライバーとして仕事を得るためには主に2つのパターンがあります。
・運送会社を通して仕事を受ける
・配送マッチングサービスを利用する |
業務委託を受けるタイプが主ですが、Amazon FlexやクロネコヤマトのFC加入など様々な手段があります。
リース料等も費用として存在するので、事前にどれぐらいの支出があるかを確認しておく必要があります。
軽貨物ドライバーとして失敗しない為に
せっかく独立開業したのですから、成功したいのが当然です。
個人事業主に関しては、責任が全て自分にあります。
ガソリン代、高速代、車両費、自身の保険など、様々な費用を会社ではなく自分でやらなければいけません。
少し楽観的だったり、他責思考だと中々上手くいかないのです。
確定申告なども控えているので、年末調整のような簡単な手続きでは終わりません。
自責思考で考える事が出来て、全責任を自分で負う覚悟がある人が独立するべきでしょう。
少しでも甘えた気持ちがあると失敗してしまうのはどのビジネスでも同じです。
まとめ
・軽貨物ドライバーは個人事業主なので、自身の裁量で決める事が出来る
・軽貨物ドライバーになる場合、黒ナンバーへ変更しなければならない ・軽貨物ドライバーになる場合、経営者としての自覚を持たなければならない |
その他の手続きや解説に関してはこちらからご確認ください!
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