この記事では、自動車登録手続きを行う行政書士法人の登録実務担当者が、
・結婚や離婚をした時の車の名義変更はどうすれば良いか
・結婚や離婚をした時に車を所有していないが使用者だった場合どうすれば良いか |
という疑問を解決します。
現在の日本では結婚した時に姓を変える事になると思いますが、その時の手続きは非常に長いものになりますよね。
面倒な事に、自動車に関しても同じように手続きをする事になります。
しかし、全てが全て名義変更になるという事ではありません。
家庭環境に変化があった時は、こちらの記事を見ていただけますと幸いです!
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氏名変更のケースを見極めよう
そもそも、車の名義変更とは家族や友人から車を譲り受けたり、中古車を購入した時に行う手続きになります。
つまり、所有者が変わった時に行うのが名義変更という事です。
結婚や離婚の関係で、名字が変わった時は、車検証の氏名を変更しなければいけません。
これは、名義変更ではなく氏名変更と呼ばれるものになります。
名義変更と氏名変更がごちゃごちゃにならないよう、注意して手続きを行いましょう。
結婚や離婚で名義変更をする際の必要書類
それぞれのケースで必要な書類は変わってきます。
普通車と軽自動車でも書類は変わってきますので注意しましょう。
自動車の所有者と使用者が同一名義の場合
こちらは、夫か妻のどちらかが所有者及び使用者の時に離婚して自分が引き取る場合が多いです。
普通車の必要書類は以下のとおりです。
・自動車検査証
・申請書 ・手数料納付書 ・譲渡証明書(旧所有者のもの) ・委任状(旧所有者のもの) ・印鑑証明書(新所有者のもの) ・自動車保管場所証明書 |
続いて、軽自動車の手続き時に必要な書類は以下のとおりです。
・自動車検査証
・申請依頼書(旧所有者のもの) ・自動車検査証記入申請書 ・住民票または印鑑証明書(使用者のもの) |
車の所有者と使用者が異なる名義で使用者の氏名を変更する場合
こちらは、親が所有しているが使用者は自分で、結婚や離婚の関係で自分の氏名を変更する場合の手続きです。
ただし、住所の変更を伴わない場合に行う手続きになります。
普通車の場合、使用者の氏名を変更する手続きの事を「記載事項変更」といいます。
普通車の必要書類は以下のとおりです。
・自動車検査証
・申請書 ・手数料納付書 ・戸籍謄本(使用者) ・委任状(使用者) |
軽自動車の必要書類は、以下のとおりです。
・自動車検査証
・申請書 ・戸籍謄本(使用者) ・申請依頼書(所有者・使用者共に) |
使用者の住所変更を伴う場合は、別の手続きとなりますので混同しないように注意しましょう。
車の所有者と使用者が異なる名義で所有者の氏名を変更する場合
本ケースは使用者ではなく、所有者を変更する場合になります。
普通車では、所有者の名義変更は「変更登録」という手続きになります。
普通車の必要書類は以下のとおりです。
・自動車検査証
・申請書 ・手数料納付書 ・戸籍謄本または戸籍抄本 ・委任状(所有者・使用者) ・住民票または印鑑証明書(使用者) ・自動車保管場所証明書(使用者) |
軽自動車は以下のとおりです。
・自動車検査証
・戸籍謄本(所有者) ・申請依頼書(所有者・使用者) |
なお、所有者の氏名変更には手数料が350円かかりますのでご注意ください。
使用者のみを名義変更する場合
こちらのケースは、自分が所有・使用していた車を結婚を機に変更するなどといった時に該当します。
基本的には先述した変更登録と同じ書類を必要とします。
名義変更は15日以内に!
名義変更の手続きは、自動車が自分のものになったら、15日以内に手続きを行いましょう。
これを怠った場合、50万円以下の罰金等の罰則があります。
税金や保険の通知が届かないなどもあるので、どんな事があっても行いましょう。
まとめ
・結婚や離婚した時に、名字が変わるのは「氏名変更」の手続き
・名義変更は使用者か所有者が変わるときに行う ・名義変更は15日以内に手続きしなければならない |
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