この記事では、自動車登録手続きを専門で行う行政書士法人の登録実務担当者が、
・黒ナンバーとは何か?
・黒ナンバー取得に必要な書類や手続きは何か? |
という疑問を解決致します。
いざ検索してみると「黒ナンバー 怪しい」や「黒ナンバー 煽り運転」などの候補で出てくる黒ナンバー。
果たして、どのような物なのかをお伝え出来ればと思います。
すぐに黒ナンバーを取得したい!というお客様はこちらからご依頼いただけますと幸いです。
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ご依頼の連絡以外にも、進捗状況の確認やFAX送付等の伝言としても使えますので、是非ともご利用ください。
黒ナンバーとは何か?
黒ナンバーと、黒地に黄色い文字のナンバープレートの事です。
このナンバープレートを付けている車は、軽貨物運送事業を営む事が出来ます。
軽貨物運送事業とは
軽貨物運送事業とは、軽貨物車を使用する事業を指します。
他人の需要に応じ、有償で、自動車(三輪以上の軽自動車及び二輪の自動車に限る)を使用して貨物を運送する事業 |
この事業を始めるメリットは、許可制ではなく届出制という所にあります。
人間1人と、車1台があれば始められるので、個人事業主が運送業を始めやすいと言えます。
また、黒ナンバーには登録免許税が不要で、軽自動車税、自動車重量税が優遇されます。
黒ナンバー取得要件
取得要件は、以下のとおりです。
・軽貨物車を1台以上保有していること
・営業所・休憩(睡眠)施設があること ・車庫を保有すること(営業所・休憩施設から半径2km以内) ・運送約款があること ・運行の管理体制等を整えていること ・損害賠償能力を有すること |
少し要件としては多いかも知れませんが、個人事業主として生きていく事が前提なので、問題はないかと思います。
運送約款とは、運送人と荷主の間で運送契約の内容を定めた文章のことをいいます。
管理体制については、10台以上の黒ナンバー車両を所有する場合、指導監督等を管理する人が2人以上必要です。
黒ナンバー新規取得方法
今推されている業種の1つですから、自分も一度やってみようかなとこちらのページを訪れた人もいるかと思います。
ここからは新規取得方法のための書類等について説明させていただければと思います。
黒ナンバー取得に必要な書類
必要書類は以下のとおりです。
・軽貨物自動車運送事業経営届出書
・事業用自動車等連絡所 ・貨物軽自動車運送事業運賃設定届出書 ・運賃料金表 ・車検証のコピー |
※申請書様式に関しては、国土交通省のページや、全国の運輸支局でダウンロードが可能です。
申請書の作成が終わりましたら、いよいよ支局に書類を持っていく事になります。
支局に持参する書類は以下のとおりです。
・車検証(原本)
・事業用自動車等連絡所(押印済) ・申請依頼書 ・ナンバープレート(標板協会で購入) ・住民票(個人事業主かつ車検証の所有者が自分以外の場合) ・履歴事項全部証明書(法人かつ車検証の所有者が自分以外の場合) |
※手続き後、すぐに事業を開始できますが保険の加入等を忘れずにお願いします。
黒ナンバー取得費用
黒ナンバー取得にかかる費用は大体1,500円程度です。
通常のナンバープレート取得と大差はありません。
黒ナンバー保険料
黒ナンバーの自賠責保険料は、自家用車よりも高く設定されております。
料金表に関しては、下記のページをご確認ください。
まとめ
・黒ナンバーは軽貨物運送事業を営む車両が付けているプレートである
・軽貨物運送事業を営む際は黒ナンバーを取得しなければならない ・黒ナンバーの取得の際は、書式をダウンロードして支局に行く必要がある |
※当事務所では普通車(緑,青ナンバー)の新規取得は受け付けておりません。ご了承ください。
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